今回はAfterコロナの勝てる企業の在り方について考えてみました。
旅行業界だけで言うと、
海外旅行は当分難しいと考えていますが、国内旅行については自粛中のブログにも書きましたが、GWには多くの高級ホテルや高級旅館が満室になり、実際7月から8月の北海道や沖縄の旅行がかなり増えており、特に沖縄のデラックスホテルはここ数日で軒並み満室に近い稼働率になっています。
「いつも海外旅行」という顧客は北海道や沖縄といったリゾートへ行く傾向になっています。
当然、第二波のリスクはありますが、密になりやすいホテル内ではアルコール消毒したり、レストランの座席は70%稼働したり、工夫を凝らして営業されており、ホテルとしては「衛生面」をアピールする事がスタンダードになってきている為、リゾートに限らず国内の需要は徐々に戻ってくるでしょう。
また、観光庁主導の「GO TO キャンペーン」等で更に国内旅行が加速すれば、このまま急速な回復をしていくのでは無いかと考えます。
本題のAfterコロナの勝てる企業の在り方について
では、旅行需要が本格的に戻ってきた時に、どのように顧客の信頼を獲得していくか、勝てる企業になるか。
このコロナ禍で様々な経営者の方とオンライン会議や電話でお話する機会が増え、気付いた事があったので、現場レベルの視点で書いていきます。
過度な演出やブランディングをするのではなく、現代のコミュニケーションをうまく理解し、この状況でも真摯に顧客とつながっている人たちのビジネスは、むしろ今も増収増益傾向にあります。
そのような方たちは、決してメディアに出ても浮かれず、コロナ禍でも顧客を一番に考えて大切にしています。
どんなにコロナ感染症が拡大し、収入が減ったとしても、家族をリストラするようなことはありませんし、友人と疎遠になることもありません。
顧客をお金ではなく、家族や友人を思うように、本気で付き合おうと考えていたかどうか。
これが、「Afterコロナ」の本質にあるのです。
波に乗り遅れ無いように、というレベルではなく、いわば「Afterコロナ」は、「Beforeコロナ」の在り方で決まっていたのです。
次の秋以降、もしくはもう少し先に、コロナウイルス第二波やあたらしい感染症、または地震等の天災や経済危機が訪れるかもしれません。
その時、「Afterショック」を考えるのではなく、いまのうちに日々、真摯に顧客と対話すること、準備しておくことが大切だと考えます。
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